honnoniwoi

迷えるアラサー女の戯れ言。ままごと。

※「スプーンフェイス・スタインバーグ」観劇記録

今日は図書館で予約していた本の順番が回ってきたので朝コーヒーをのんで早々に出動。

そして大本命、KAAT神奈川芸術劇場で13時30分の回、

片桐はいりさんの一人芝居「スプーンフェイス・スタインバーグ」を観劇した。

 

まず80分一人で喋りっぱなしの作品に挑まれたことに敬服。

 

何て言うか、時がたつほどに愛おしい存在に感じた。

はいりさん演じるスプーンフェイスが生きて、人と関わっていくこと、人を見つめ続けること、誰かの誰かであろうとする、前に向かうエネルギーが作品を通して感じられたから、最後は死を迎えるのだけど、悲しすぎないというか。

 

むしろ観ている私は、生きていく力をもらってどんどん温かくなっていく。

 

体調の悪さからしんどさこそあれど、そこにつられないでいる。死についても、無垢な気づきっていう感じがすごくあって、聞かされてる感が全然ない。

 

好きだったのはスプーンフェイスが見る、パパ、ママ、スパッドさんの姿。

これは舞台で、一人芝居で、はいりさんだから、面白いのだと思えた。

しっくりくる、というのだと思う。

 

 

あぁ、観てよかった。

 

帰り道は台本を読んで思い出しながら帰った。

ひとまず忘れないうちに感想を書きなぐった!

ふぅ、指と頭がフル稼働。

 

片桐はいりさん、素敵な時間をありがとうございました。