今日は図書館で予約していた本の順番が回ってきたので朝コーヒーをのんで早々に出動。
そして大本命、KAAT神奈川芸術劇場で13時30分の回、
片桐はいりさんの一人芝居「スプーンフェイス・スタインバーグ」を観劇した。
まず80分一人で喋りっぱなしの作品に挑まれたことに敬服。
何て言うか、時がたつほどに愛おしい存在に感じた。
はいりさん演じるスプーンフェイスが生きて、人と関わっていくこと、人を見つめ続けること、誰かの誰かであろうとする、前に向かうエネルギーが作品を通して感じられたから、最後は死を迎えるのだけど、悲しすぎないというか。
むしろ観ている私は、生きていく力をもらってどんどん温かくなっていく。
体調の悪さからしんどさこそあれど、そこにつられないでいる。死についても、無垢な気づきっていう感じがすごくあって、聞かされてる感が全然ない。
好きだったのはスプーンフェイスが見る、パパ、ママ、スパッドさんの姿。
これは舞台で、一人芝居で、はいりさんだから、面白いのだと思えた。
しっくりくる、というのだと思う。
あぁ、観てよかった。
帰り道は台本を読んで思い出しながら帰った。
ひとまず忘れないうちに感想を書きなぐった!
ふぅ、指と頭がフル稼働。
片桐はいりさん、素敵な時間をありがとうございました。