映画「Hanpstead」を観ながら、最近の自分の記憶にリンクして気が付いたことがある。
人間は簡単には心が通わないし、それなのに相手が自分のことを100%分かってくれてるって無意識に強く感じがちなのだと。
不思議なことに、お酒を飲むと友好的な気持ちになって、相手も友好的だから最高の時間を過ごしていると感じる。これぞ人間の心が通った瞬間なのだと、お互いがお互いを受け入れている。
でも翌日の夕方頃には、人はやっぱり一人なのだとすぐにわかる。
自分だって分らない一瞬先の未来を他人と共に過ごしているのだ。
予定調和なんてこの世界に存在しない。予定調和を目指せば人は心身悪くする。
科学する心で生きてく。これが我々に課せられた人生の歩き方なのだ。
楽をして人と心を通わせられるのがお酒。
でも次の日にはそれが幻だった気が付く。
やっぱり人は色んなことを考えて生きているから。
100で相手を受け入れているはずはない。そうであって欲しいけど。
でも、そういうことを実現できる可能性を秘めた最強に近しい人間が、ツレ。
ツレになってからの試練だってそりゃある。
けど、ツレになるまでの私はツレともっと心が通い合う所をイメージしーつまり可能世界を目指していたしー、そして諦めなかった。諦めたら未来が消えるから。
ツレだけじゃない。
可能世界を目指して他人と生きていく。そして予定調和に当てはめない。
それが生きるコツなのだと、未熟な三十路が思うハイボールの夜。