最近胃腸炎を患って以降、朝ごはんを抜く日が続いている。
胃腸炎はもう完全に治ったのだが、朝ごはんを抜けば朝ゆったり出来るし食べなくても支障がないと思ったのだ。
そもそも朝食べるのはここ数年で培った習慣で、
小さい頃から割と朝ごはんが苦手だった。
それでもあの頃母が毎朝食べやすいように工夫して作ってくれていたから何とか食べていたけど、どうしても朝起きてから「食べる」モードにはなれなかった。
だから実家を離れてからは朝ごはんは抜くのが基本スタイルだった。
ここ数年の私はなぜ「食べる」モードに入れていたのだろう。
ふと思えば、ここ数年は「毎朝朝ごはんを食べる」という決まり事を自発的にこなす達成感みたいなものが私の中であった。
何をきっかけに食べ始めたのかは思い出せないけど。
満腹になるためではなく、どちらかというと自分で1日のリズムを作って「さぁ、ここから始めるぞ」とゴーサインを出してる感覚。
小さい頃との違いは受動的か自発的かということだ。いやいや食べる私に毎朝、朝ごはんを作っていた母を思うともう感謝しかない。
改めて思えば「人間」になる、とは自発的に行動することなんだろうな。
楽をしよう、楽をしようとすると受け身になり味気ない1日がただ過ぎていくだけなのではないかと思ってしまった。
自分で自分を作っていくことは楽しいことなんだ、と思い出した。
よし、明日は朝ごはん食べる。