honnoniwoi

迷えるアラサー女の戯れ言。ままごと。

私のペースメーカー

…驚いた。

姉が、ジムに通っているらしい。

 

あの、姉が…!?

ピアノ漬けで、コスメについて研究熱心。

スニーカーを過去に履いているところなぞ見たことない。履いていたとしてもコンバースのおしゃれスニーカー…の、あの姉が…!?

 

運動してる所より、リビングで延々ぺちゃくちゃ喋っている姿しか想像つかない。

 

 

 

 

小さい頃はビーズアクセサリーとかオシャレな遊び方を知ってる姉を常に真似するものだから私は姉によくウザがられていた。(笑)

姉の選ぶものが基本全部いいものに見えたのだ。

(ビーズの色の並びとか、ポプリとか、子供部屋のインテリアとか、恋愛小説とか…)

とにかくもう姉に追いつけ追い越せワールドを謳歌していた。

 

 

 

しかしそんな私の中で万能に見えた姉に勝てるものが運動だったと思う。

 

走ればとにかく姉よりもクラスの誰よりも、そしてなんと市内の誰よりも早いことが発覚したのだ。

 

そしてなんとな~く体力担当・私という家族内の立ち位置を得た。

我が家は無類の犬好き一家なため、生まれてからずっとワンズ中心の生活

だった。

そして一日3回のお散歩のうち夕方の「ロング散歩担当」は、私が引き受ける流れになっていった。

 

 

そうこうするうちに、将来やりたいものに選んだ道もずれた。

私は舞台役者、姉はピアノ。

 

 

姉とは違う自分しか知らない道を選んだと思っていた。

でもやはり姉を追いかける姿勢は今に至るまで継続してると思う。

 

 

今日、母から「あの姉がジムに通ってる」と聞いたとき、「私も何かやりたい」と心の深いところで感じた。

 

 

 

わたしは未だに姉の選択に影響を受け続けている。

 

 

 

 

 

 

なんか、ホラーみたいな締めくくりになってしまった。

でも今こうして自覚出来たのは初めてかもしれない。

大事なことなのでこれからゆっくりともっと深掘りしよう。

 

今日はひとまず自覚を得たことでよしにしちゃお。